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活動記録

第11回日本モンゴル国際消化器癌シンポジウム 参加報告

令和元年8月23日~26日にモンゴル・ウランバートルで開催された「第11回日本モンゴル国際消化器癌シンポジウム」に参加して参りました。

本シンポジウムは昭和33年に故・中山恒明先生により設立された中山がん研究所の事業によりH22年から開催されている由緒ある会です。今回、日本からは12施設23名の参加があり、当科からは昨年の調教授の御参加に続き、新木健一郎先生と五十嵐隆通の2名で参加させて頂きました。

第11回日本モンゴル国際消化器癌シンポジウムの様子1

モンゴルからは保健相大臣や国立がんセンターの先生方をはじめ多人数が参加され、日本に留学経験のある先生が多くいらっしゃるのが印象的でした。モンゴルから当科に留学されている大学院生のDolgormaaさんも、一時帰国に合わせて応援に駆けつけて下さいました。

23日夕に現地入りし、24日にシンポジウムに参加しました。シンポジウムは上部消化管外科領域、下部消化管外科領域、肝胆膵外科領域の3セッションより構成されておりました。新木先生は困難領域の腹腔鏡下肝切除におけるICG蛍光法を用いたリアルタイムナビゲーション有用性について御発表され、参加者は皆興味深く聞いていらっしゃいました。

第11回日本モンゴル国際消化器癌シンポジウムの様子2

特にモンゴルはHBV陽性肝細胞癌患者が多いということから、肝癌領域に対する関心の高さを感じました。全体を通して基礎研究から臨床研究まで幅広い領域から発表があり、大変勉強になりました。

翌25日は草原散策に連れて行って頂きました。ウランバートルからバスに揺られること1時間超、伝統的なゲルが多数立ち並び、そよ風の吹くとても気持ちの良い草原でした。民俗料理や伝統楽器による演奏も堪能させて頂き、大変想い出に残る旅となりました。

第11回日本モンゴル国際消化器癌シンポジウムの様子3
第11回日本モンゴル国際消化器癌シンポジウムの様子4

最後にこのような機会を与えて頂きました、調教授、肝胆膵外科の皆様、山本雅一教授をはじめとする中山がん研究所の皆様に心より御礼申し上げます。

五十嵐 隆通