第21回 肝臓内視鏡外科ハンズオンセミナーに参加してきました。
平成28年10月15日（土）～16日（日）の2日間、神奈川県川崎市の東京サイエンスセンターで開催された、”第21回肝臓内視鏡外科ハンズオンセミナー”に当科から渡辺先生とともに2人で参加して参りました。本セミナーは既に第20回を越え、今までに約600人の外科医が受講した歴史あるセミナーです。全国各地から消化器外科医28名が参加し、第一線で活躍されている7名の講師の先生方に腹腔鏡下肝切除のポイントとピットフォールについてわかりやすく御指導頂きました。
1日目は講義とビデオクリニック3例。ビデオクリニックとは受講者が自分の手術ビデオを提示し、講師の先生方のアドバイスを頂くものです。プレゼンターの先生がどのように考えて手術をしているか、どこで困ってどのように対処しているか、それに対する講師の先生方の批評、アドバイスを聞くことが出来、大変勉強になりました。
2日目は講義と実習。実際の手術器具を用いて、全身麻酔下の豚を対象に実習を行いました。
2日間にわたる講義と実習により、腹腔鏡下肝切除を行う際に大事な知識と手技の理解を深めることが出来ました。具体的にはポート配置の考え方、それぞれのデバイスの特性を考慮した使い方、出血時の対応、HALSにおける左手の使い方などが印象に残りました。明日からの実臨床に直結する内容で、普段なかなか出来ない手技も実習で行うことが出来、とても有意義な時間となりました。講師の先生方は皆丁寧に教えて下さり、大変勉強になりました。感謝申し上げます。