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活動記録

ESMO asiaに参加してきました!

2018年11月23日~25日、シンガポールで開催されたESMO Asis 2018に参加してきました。欧州臨床腫瘍学会(European Society for Medical Oncology;ESMO)から日本癌治療学会を介して40歳以下の若手研究者を対象にTravel Grantの募集があり、この度応募し参加させていただくことができました。

学会会場で
学会会場で

シンガポールは飛行機で約7時間、時差は1時間あります。日本は冬でしたが、シンガポールは赤道が近く気温30℃、熱帯気候で大変蒸し暑かったです。会場はSuntec cityと呼ばれる巨大複合ショッピングモールに隣接する国際会議場で、シンガポールの観光地マリーナベイエリアにあります。

ESMO Asiaはその名の通りESMOのAsia版で人口の多いアジアの癌研究発展のため2015年から毎年シンガポールで開催され今年で4回目となります。臨床腫瘍系の学会のため外科系の発表はほとんどありませんでしたが、癌種を問わずセッション全体を通してImmunotherapyに関わる発表が数多くみられ、外科医とはいえ今後は免疫治療の動向についてもしっかりUp dateしていかないと癌治療の流れに取り残されるのではと思いました。また、同じ癌治療学会のTravel Gtantで大阪労災病院の古賀先生がいらっしゃっており、古賀先生は当科の調教授、播本先生と福岡の飯塚病院で一緒に働いたことがある先生で、以前大阪で行われた学会でもその縁で宴席をともにしたことがあり、まさか今回シンガポールの地でお会いできるとは思いませんでした。

  • ESMO会長講演の様子
    会場の様子 ESMO会長講演
  • 会場の様子
    会場の様子
  • Travel Grantの方々と
    Travel Grantの方々と
  • 古賀先生と
    古賀先生と

夜は空き時間を利用してシンガポールの観光も少し行うことができました。以前教室で秘書を勤めていた松井さんが、シンガポールに仕事で住んでおり案内していただきました。定番のマーライオンからマリーナベイサンズを一通り眺め、名物のチリクラブを頂いてきました。

  • マーライオンからマリーナベイサンズ
    マーライオンからマリーナベイサンズ
  • 松井さんとチリクラブ
    松井さんとチリクラブ

今回国際学会に参加させていただき、日本人も数多くの方がKeynote lectureをしており、アジアにおける日本の立ち位置について学ぶ大変良い経験をさせていただきました。今回得た経験を、今後の自分の臨床医としての姿勢に活かしていきたいと思います。

最後になりますがこの度このような貴重な機会を与えて頂いた調 教授に深く御礼申し上げます。また、参加にあたりサポートして頂いた日本癌治療学会のスタッフの方々、そして不在の間ご迷惑をおかけした当科肝胆膵外科のスタッフの皆様にも感謝申し上げます。誠にありがとうございました。